髪のダメージの原因
ブリーチ
ブリーチは髪の中のメラニン色素(黒い色)を脱色して髪を明るく見せます。
キューティクルを激しく損傷し、髪の中の成分も同時に流出してしまいます。
1回のブリーチでもかなりダメージが出ると考えましょう。
ヘアカラー
ヘアカラーも、キューティクルを開きメラニン色素を脱色して染料を発色させます。
何度も繰り返すとダメージが強くなります。
毛先は繰り返しカラー剤に触れるのでダメージが大きくなります。
また、ホームカラーは格段にダメージが大きく、髪の成分も一気に流出してしまいますので、簡単に染まりますが、色抜けも早いです。
シリコンが入ったヘアカラーも多く、ノンシリコンシャンプーを使っていてもヘアカラー時に髪の中に浸透・付着してしまいます。
パーマ
髪の内部にあるたんぱく質が側鎖結合により束ねられた形になっています。パーマ液を使用するとその側鎖結合の中のシスチンに働きかけ、科学的に組み替えることによってウェーブをつけていきます。パーマ液によってキューティクルが損傷し、髪の成分が流出しやすくなり、ダメージ毛となります。
ストレート、縮毛矯正
パーマと同様、ストレート薬剤を使用するとその側鎖結合の中のシスチンに働きかけ、科学的に組み替えることによってくせを伸ばしていきます。さらに、アイロンの高熱によりたんぱく質が硬くなり、キューティクルがぽろぽろとはがれやすくなります。
ドライヤー
ドライヤーの熱は80℃~120℃。わずか3秒で髪の温度は90℃に達します。80℃の温度で髪のたんぱく質は硬くなり、キューティクルがはがれやすくなります。ドライヤーを使用するときは、髪から20cm以上はなし、同じ部分に当てすぎないように気をつけましょう。
また、毛先は根元より乾くのが速いので、全体が乾く頃には毛先は乾きすぎという状態になってしまいます。なるだけ先に根元を乾かすようにしましょう。